2006年4月アーカイブ

HEAD-ON/愛より強く

gegen-die-wand.jpg

結構世の中の評価は高いです。個人的にも好きな方です。あえて言えば、映画の作り方が雑だったりして鼻につく所も多かったりはしますが、概ね上質な映画の雰囲気を醸し出していたし、気持ちの遷移みたいなものが上手に描けていたと思います。しかし、個人的にはガツンと来るといったものでは無かったし、心に残る秀作という程ではなかったなぁ。優秀だけど印象に残らない個性のない生徒、みたいな。Birol Ünelはカッコいいですねー。他の作品も観たいかな。あと、何度でも書きますが、この邦題はダメダメですよ。嘘じゃん、そもそも。わかりにくいとかあまりにも普遍的すぎるとか以前に。

愛より強く
Gegen die Wand (2004)

MORTADELO_FILEMON.jpg

チョーベタでドタバタ。始めの15分は、この映画どうなるの?どこまで行くの?って驚きまくった。基本的には面白いんだけど、クドいかも。ギャグの連発で疲れちゃったよ...やはりスペイン映画はダメかな.....

モルタデロとフィレモン | シアターN渋谷
Gran aventura de Mortadelo y Filem†, La (2003)

Buongiorno, notte/夜よ、こんにちは

buongiorno_notte.jpg

この話ってItalyの国民的なtragedyな訳ですよね。Chiaraの役が極左の狂気の中の「人間性」として描かれていて、時々夢を見る、という演出。このね、演技もそうだけど静かな力強い演出は見事ですよ。この監督のマルコ・ベロッキオの他の作品も観なくっちゃ。今ままであまりに観なさすぎた監督の一人。実はカンヌのパルムドールを5回もとってる監督。うまい。渋い。Buongiorno, notteはもう1回観よう。Maya Sansaがいいです。Rome出身の女優さん。目が素敵。Chiaraのヒト。

TOP<夜よ、こんにちは
furoi2
マルコ・ベロッキオのフィルモグラフィ

The Libertine/リバティーン

LIBERTINE.jpg

微妙。Johnny Deppは今までのキャラクターとは違うキャラでメチャメチャ本気モードで、久しぶりに観たSamantha Mortonは相変わらず存在感バリバリで引いてるけど厳かな演技っていうか、うまいのは隠せないっていうかいいんだけどね。どうも話が苦手かな。

The Libertine (2004)
ジョニー・デップ主演「リバティーン」公式サイト

Temps qui reste, Le/ぼくを葬る

Le_temps_qui_reste.jpg

まぁね、そんなに悪くもないんだけど、ちょっと響きにくかったな。やっぱ主人公がゲイだからかな。François Ozonは元々自分には合わないと思ってるし。まぼろし、は好きだけど。この映画、荘厳で厳かで静かな優れた映画の匂いはするし、François Ozonの今までの作品の中でも一番真面目に作りました感が強いんだけど、自分的にはちょっと手前で停まってる感じ。5 x 2と同じで、その終わり方はどうよ、って思う。自分ならそうしないんだけど。途中までの映画作りはすごくうまいんだけど、最後の最後のペンが失敗してるというか、センスがないと言うか。画竜点睛を欠いてるって表現は適切なのかな。Jeanne Moreauは凄い存在感。素敵だわー。Melvil Poupaudもカッコいいけど、なんかそれだけ。多才な人なのね。で?って感じがする。なんか鼻についたなー。


Temps qui reste, Le (2005)
ぼくを葬る

かもめ食堂

kamome.jpg

終わりよければ全てヨシ的。始めの90分は個性の強い女優ばっかでキャラが立ちすぎてつまらなくてあざとくて2時間もつんかい、自分?と困った。最後の15分でうまくまとめたけど、世の中の評価の高さがわからん。こういうSLOW LIFEな感じがLOHASとマッチしてて心地よいって事?つまらんなぁ。こういうんじゃなくて他にレンタルでも見るべき映画はヤマ程あるだろうに。実につまらん。実に不愉快。だから日本の映画は伸びないんだよ。客が伸びないから、作品というか作り手が修練していかないの。スパイラルが上に伸びて行かないの。

かもめ食堂

Crying Fist/クライング・フィスト

cryingfist.jpg

いやー、また韓国映画は世界中の映画のレベルを上げてしまった。別な次元へ行ってしまった。誤解を恐れずに書きますが、韓国映画は凄いです。甘ったるい作品はほとんど観てないですが、Old Boyキムギドク作品とか、Lady Vengeanceとかさ、ホント尊敬に値します。こんな企画、思いつかないもん。
で、この作品、自分には書けないし、撮れない。役者も凄いよ。マジで唸った。Min-sik Choiがうまいのは万人が認める所ですが、Seung-beom Ryuが光ってた。Lady Vengeanceにも出てたのね。マジデスゲー。

とにかく凄い。今、世界中で一番先に行ってる映画を観たいなら、ありきたりじゃない挑戦を恐れない斬新な映画を観たいなら、男としてどう生きたら良いのか迷ってる人とか、最近面白い映画無いよねなんて「ワカッテナイ」人とか、多くの人に観て欲しいな。こういう映画を支えて欲しいなぁ。

Jumeogi unda (2005)
クライング・フィスト

L' Enfer/美しき運命の傷痕

L_Enfer.jpg

正直、がっかり。訳が悪いのか編集が悪いのか、はたまた映画そのものが悪いのか、入ってこなかったな。この本でこの役者だったら、もっと違う作り方をします、私なら。せめてもう少し違う編集でまとまり感を見せます。いずれにしても、欲求不満だなー。
Krzysztof Kieslowskiの本であるが故に
Krzysztof Kieslowskiの監督で観たかったなぁ。

Enfer, L' (2005)
:::: 美しき運命の傷痕 ::::

Saint Ralph/リトル・ランナー

saint ralph poster - 300.jpg

病気の母を助けたい一心で‘奇跡’の実現に向かって走り出す、そんな少年の笑いと涙の奮闘を描いた本作は、忘れてしまいがちな人との絆の大切さ、自分を信じて何か立ち向かう素晴しさをダイレクトに訴えかける

前にも書きましたけど、マラソンってホントにマジでマジで辛いんですよ。特に25-30Kmを越えたあたりから。もうホントに止めたくなる。だけど、どこを強靭な精神力で乗り越えるからこそ得るものが大きいし、達成感、満足感がとてつもなく大きい。その辺りの辛さとか、うまく描けてましたね。周囲の人の期待値や応援する熱い気持ちとかうまくSyncしてて。また涙が流れちゃったな。最近、涙腺緩いんだよな。Trailer観てたらまた観たくなった。ジーンッとしたな。

話からしてあざといかなー、キリスト教色が強いかなーと危惧してたけど大丈夫でした。Familyでもお勧めだな。また観よう。


Saint Ralph (2004)
Apple - Trailers - Saint Ralph
リトル・ランナー

Kukushka

Kukushka.jpg

ユニークではあるんだけどね、ちょっと微妙。北欧系の映画は難しい。きっと考え方とか生活環境とか大きく違いすぎるんだろうな、と思う。観光というレベルで見えてくるものではなくてね。好きな映画、理解しやすい映画もあるれど、Lars von Trierも昔の作品はそういう北欧独特の匂いがプンプンしてるし、DOGMEの北欧作品も同じ雰囲気持ってるし。で、この作品。結局ね、何を言いたかったのかわからなかった。話としては独自。しかしなぁ、だからといって戦争反対、戦争は愚かしい、というストレートなメッセージでもないんだろうしな。うーん。

Kukushka (2002)
ククーシュカ

好きだ、

sukida.jpg

永作博美につきるんだよな、自分的には。どうしてもあの雰囲気から逃げられない感じ。ヤバいのよね。実に。
ほんの3音で構成されてる一言の扱い方というか台詞の無い空間劇にこそ、ストーリーを置いているというか、好きですよ、この映画の雰囲気。確かにMonologueの使い方とか時間の流し方とか、トニー滝谷的な雰囲気は感じるけれども、他の古いヨーロッパ映画に近いかもな。余計な事は言わない、みたいな。DVD買うかな。また観たい感じがする。宮崎あおいは、ここのスペースはもう十分だと思う。次のステップに行った方がいいと思う。今でも十分こなせるけど、もうこのスペースでは伸びないしお腹いっぱいなの、観てる方は。

su-ki-da,
befounddead : 好きだ、

Brokeback Mountain

brokeback_mountain.jpg

うーん。余計なノイズが多くてスーッとは観れなかったかも。正直、「よく作ったね、この映画。よく書いたね、この本。」的な感想しか持ってない。巧妙に作られている普通の映画。「映画作り」としては賞に値すると思うけど。結局ね、個人として映画が響くかどうかって、登場人物に同化できるか否か、共感できるか否かっていう部分は大きなWeightを占めるんですよ。特にこういう淡々としたお話系は。で、どうしても、この映画に限らず、ゲイ映画って個人的には苦手なんですよ

キャステシィングは絶妙。Jake Gyllenhaalは今一番乗ってる役者の一人。ProofとかJarheadとか、みんないいもん。うまいよ、この子。Michelle Williamsも最近注目してた女優。この映画でも良かったな。Land of Plentyが良かった。Anne Hathawayは厳しいかも。なんかお姫様の映画は可愛かったけどこの映画の重さには無理よ。Peter McRobbieはJack Twistのお父さん役なんだけど、凄かった。カメラアングルのせいか、すごい威圧感。3分しか出てないのに。

うーん、繰り返しは観ないなぁ。しばらく時間を置いてから観るかもしれないけど。でもなー、そんなに騒ぐ映画かなー。やっぱ自分もCrashに一票だな。というか、圧倒的じゃん。観ればわかる。

Brokeback Mountain (2005)
Brokeback Mountain___ブロークバック・マウンテン

Manderlay

manderlay2.jpg

Dogvilleよりはわかりやすいストーリーだし、配役もわかりやすかった。もう2作目なので実験映画的な部分も慣れたし(逆に言えばインパクトは薄れた)。しかし、Lars von Trierは本当にアメリカが嫌いなのね。ここまで批判するのはお見事っすよ。私も賛同できない部分は多いけど、これはやりすぎ感が強いなぁ。光の使い方も巧妙でART FILM的な要素が強い感じなんだけど、Lars von Trierに期待するのはそこじゃないんだよね。もうDogvilleでお腹いっぱいな訳よ。
そうそう、Lauren Bacall、Chloë Sevigny、Jean-Marc Barr、Udo Kierとかね、Lars von Trierの好きな役者も多いから、ちょっと学芸会的に見えてスケールも小さく見えるんだよ。
あとね、この人の女性の扱い方は徹底的に嫌いです。そこだけはどうしても相容れる事ができない。許容できない。

Manderlay (2005)
MANDERLAY || Official website ||

Touch the Sound

touchthesound.jpg

映画も徐々に復活で。

この映画、素敵。抱きしめたくなる。音に溢れた世界に生きているけど、忘れてたね。音楽って素敵。色々な事を考えさせられたな。間に合ってよかった。劇場で観れてよかった。お勧めです。あと、この写真はGuggenheim Museumです。NYCの。その中での演奏とか、カッコイイッす。Grand Central Stationでの演奏とか。Za Ondekozaとの演奏とか。京都でのコメントとか。とにかく、素敵。しびれます。

Touch the Sound (2004)
Touch The Sound Trailer
Touch the Sound | タッチ・ザ・サウンド 公式サイト

Mean Creekとか

そうそう、USでDVDを買って観たりとか、飛行機で観たりとかした作品で日本公開は無いかなーと思ってた作品が劇場で上映されるので書いておきます。Goalとか、Broken Flowersとか、RENTもこれからですね。劇場で観るのも楽しみです。

・Mean Creek
これ、残酷な映画ですけど冷徹に淡々と描く姿勢は凄いと思いました。結構好きな映画。
さよなら、僕らの夏
The Song Lives On: MEAN CREEK

・The Constant Gardener
「ナイロビの蜂」っていう邦題では客は来ないし、中身も伝わってない。いい映画なんだけどな。
映画『ナイロビの蜂』公式サイト
The Song Lives On: The Constant Gardener

Roll Bounce (DVD)

bounce3.jpg

やっぱし面白かった。劇場で観たかったな。日本でもレイトでやんないかなぁ。低予算系だけど、結構真面目にホロッとする。子供たちものびのびやってていい感じ。英語は辛かった。しかし、機会があれば、是非観て下さい。マジでサントラ欲しい!いいね、70年代のDisco。改めて感心。

The Song Lives On: Roll Bounce
Fox Searchlight Pictures: ROLL BOUNCE

Broken Flowers (DVD)

brokenflowers.jpg

Jim Jarmuschは幾つになってもJim Jarmuschだなぁ、と感心しますね。切なくてほろ苦くて、余計な説明が一切無くて、空間、静寂の中にこそ濃密な話が見え隠れしている様な、虚無感というか微かな緊張感を保ったままの倦怠感というか、なんというかJim Jarmusch節ですよね。ホント、好きですわ、この味。もっと作って欲しいんですけどねー。彼にしか作れない味ですよ。いーわー。いい。いい。
しっかしなんで日本に来るのにこんなに時間がかかったんだ。待たせ過ぎ。

Apple - Trailers - Broken Flowers
Broken Flowers (2005)

Brick

brick.jpg

これ観たい。3/31から真面目にUSで公開されるみたいで、まだAmazon.comでもリリースされてない。a film noir murder mystery...なんて、たまらないじゃないの!予告の絵もキレキレだった。自分のメモですが。

Brick (2005)
Apple - Trailers - Brick

RENT (DVD)

rent.jpg

風邪も完全には直ってないし、さすがに1ヶ月間出かけっぱなしで家の中もグチャグチャなので、家でのんびりしつつ買ってあったDVDを見て過ごす週末かな。

これ、のっけからNYですねー。いーねー。Originalのミュージカルを殺さない様に殺さない様に演出してるから、世の中にあるミュージカル映画の様に、歌が多いし、役者が突然歌いだしたり、と映画として観ようと思うとちょっと混乱するけど大丈夫。エピソードがおおすぎるのかな。全体的には好きな感じ。映画として厳しい目でみちゃうとね、話が甘すぎる所は多いけど、目をつぶって観ればいいと思う。舞台で観たいね、これ。きっとパワーに溢れてていいんだと思うな。NYに戻りたいよ、ホント。

Rent (2005)
レント | RENT

MILANO CITY MARATHON 06

Milanoは10/6です。VeniceとMilanoとNYCと迷いますね。NYCが第一候補かなー。NYCは11/5なので、こっちの方が仕事的には楽かも。でも条件が厳しいから無理かなー。

10/6 MILANO CITY MARATHON 06
11/5 The ING New York City Marathon

Goal!

goal.jpg

これは行きの便で。しかし、これも良かった!サッカーもの、スポ根モノはずいぶん観てるし、これもストーリーはありがちだけど、演出が巧いし主役のKuno Beckerもうまいので魅せられましたね。お勧め。これも飛行機で涙を流してしまった....

Goal! (2005)

The Constant Gardener

TheConstantGardener.jpg

帰りのLufthansaで。こういう芯がビシっと通っている映画は好きですね。必ず観てしまします。でも、テーマが重いし地味だから日本では公開されないと思いますね。Rachel Weiszも可愛かった。Ralph Fiennesはたまに見ますけどこういう役は合ってますね。
しかしこの映画を観るまではがまんしたものの、この後は高熱でのたうち回った帰国便でした.....

The Constant Gardener (2005)

アーカイブ

ウェブページ

Powered by Movable Type 4.25